あなたは何故「晴れ」を好むのか?
皆さんは晴れを知っていますよね?
お日様が出て、空が青くて、、、
といったイメージを持たれているかと思います。
晴れが好きという人も、好きでないという人もいます。
晴れが好きな人は、晴れのどのような部分に惹かれているのでしょうか?
今回は晴れの秘密や魅力を紹介していこうと思います。
構成
・晴れの定義
・晴 という字の意味
・ハレとケ
・晴れ の良さ
・晴れの定義
気象庁では
全天に対して雲の量が8割以下であれば「晴れ」とされています。
つまり360度カメラで空を撮って、
見た目2割の空が青ければ「晴れ」だということです。
雲が9割以上であれば「曇り」です。
さらに、1割以下であれば「快晴」にランクアップします。
また、晴れの天気記号は
円の中に縦に一本線が入っています。
↓
https://images.app.goo.gl/Y49kP8p8C7eHyqPp9
・ 晴 という字の意味
「晴」は「日」と「青」から成ります。
それぞれは
「日」=太陽
「青」=澄みきっている
という意味を持ち、
そこから
「晴」= 雲が散って、青空が現れる
という意味を持ちます。
"意味"という言葉を使いましたが、これらの意味は僕らの 晴れのイメージにも影響を与えています。
晴 という字を見ると自然と
「爽やか」「明るい」「すがすがしい」といった良いイメージが頭に浮かんでくるのです。
・ ハレ(晴)とケ(褻)
「ハレ」とは"非日常"を意味する言葉で、
"日常"を意味する「ケ」の対義語となっています。
「ハレとケ」という概念は民俗学者である柳田國男によって確立したもので、
民俗学や文化人類学で扱われる言葉です。
普段の生活では
晴れ着、晴れ舞台、などの言葉で使われます。
褻(ケ)には、
・普段着
・汚らわしい
・なれなれしい
・日常
https://dictionary.goo.ne.jp/word/kanji/褻/
といった意味があります。
ここで「汚らわしい」について少し深掘りしてみたいと思います。
仏教では現世(僕らが生きてるこの世界)を否定的に捉える傾向があります。
分かりやすい例として、
浄土教(仏教の一種)の
「厭離穢土、欣求浄土(おんりえど、ごんぐじょうど)」
という概念が挙げられます。
厭(=いやだ)
離(=はなれたい)
穢(=けがれた)
土(=現世)
つまり"現世は汚くて嫌だから離れたい"
ということです。
現世とは日常生活のことです。
現世=汚らわしい + 現世=日常=褻
したがって
「褻=汚らわしい」という意味になったのではないか
と思います。
そしてその対義語であるハレには
「正式な」という意味があるが、
そういった"特別感"が漂っている
のではないかと思います。
・ 晴れ の良さ
晴れと曇りの違いは雲の量でした。
雲の量が違うと何が変わるでしょうか?
そう、太陽光を浴びられるかどうかです。
そこで太陽光を浴びることで得られることを4つ紹介します。
- 精神的に安定する
- 幸福を感じやすくなる
- うつ病を予防する
- 骨格を健康に維持するのに役立つ
1,2,3の理由は
太陽光を浴びることで、
体内で"セロトニン"という、 やる気や集中力を作る ドーパミンの仲間が分泌されるからです。
4の理由は
太陽光のうち、紫外線を浴びることで、体内で ビタミンD が生成されるからです。
ビタミンDには、食物からのカルシウム吸収を促し、血液中のカルシウム濃度を一定の濃度に保つ働きがあり、骨量を保ち、骨粗鬆症を防ぐことができます。
考えるということは
疑問→仮説→検証→結果→考察→疑問→…
なぜ?→こうじゃない?→調べる→調べた結果→その結果になった推測→新たな疑問→…
のサイクルです。