情けは人の為ならず
”情けは人の為ならず” ということわざがあります。
「情け」とは 「他人を労わること、親切にすること、思いやり」といった意味です。
このことわざの本来の意味は 「人に親切にすると、いずれ巡り巡って自分に幸せが返ってくるのだから、誰にでも親切にしよう」(Wikipedia参照) です。
よく間違われる意味として 「情けをかけることは、結局その人の為にならない(ので、すべきではない)」(Wikipedia参照) があります。
ここまでは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
本題はここからです。 もう一つ、僕なりに考えた第三の解釈を紹介しようと思います。
第三の解釈 情けは自分を慰めたり、じぶんをよくみせるためのものである
どういうことかというと
・自分が落ち込んだり、他に落ち込んでいる人を見て、親切にすることで、貢献感を得て、自分を慰める
・多くの人の前で、他人に優しい態度を見せることで、自分優しいだろアピールをする
といった意味です。
自分の為 という点では本来の意味と同じですが、 本来の意味では、自分が親切にすることで、他人から親切にしてもらえる という意味なのに対して、
情けをかける という行為そのものが(精神的に)有益なのだ という意味にも取れるなと思いました。
”解釈”という言葉は非常に便利で、大きな力を持っています。
例えば、 ある法律を別の解釈で捉えることによって、望む方向に政治を進めています。
ポジティブシンキングも”解釈”の問題です。 ある結果があって、その結果自体は変わらないものですが、 結果をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかによって その後の行動は大きく変わります。
”解釈”で人生を簡単に変えることが出来るのです