Kumanuts’s diary

このプロフィールの写真はある雨の日歩道に現れた虹🌈です

ルール、規則を守る理由

ルール、規則を守る理由
僕は基本的にルールを守る人です。


集団を作ったら同時にルールも作るべきだとも思います。


ですが「縛られたくねえ!」とか「俺たちは自由だ!」とか「ルールに忠実な犬どもが!」とか、仮に言わなくても思ってる人はいるんですよね。






そこで、僕が何故ルールを守るべき、ルールは必要だと思うのかを伝えたいと思います。


「ルールは何のために作られるのでしょうか?」
これを知れば自然と良いルールを守ろうとする意識になると思います。



この疑問に答えるため、さらに2つの疑問に順番に答えたいと思います。


1.ルールを作るべきか作らないべきか?
2.ルールの役割とは



1.ルールを作るべきか作らないべきか?
ここから始めます。

自分が集団のリーダーであるとイメージしてください。




集団には集まる目的があります。

仕事の集団なら、利益を出すこと・理念を達成すること など
一緒に生活する集団なら、生き延びること・仲良くすること など


このような目的を達成するためにルールは必要ではないですか?



仮に必要じゃないとして、
ルールなんて作らず、自由にやらせました。



結果はどうなるでしょうか?



自由にやらせたとしても、目的を達成するために自ら考え、行動する人(①)もいれば、


自由だからといって、他の仲間から食べ物を奪ったり、自分は仕事をせず、押し付ける人(②)もいます。
でもルールがないから指摘することも罰を与えることもできず、目的から離れていっていてもその人を放っておくしかないのです。



そうすると②の人は当然のように集団から出ていき始めるし、①の人もそんな劣悪な環境から離れていきます。



せっかく集めたのにどんどん散り散りになってしまうのです。



これではいつまで経っても目的を達成できません。




だから目的を達成するために、集団にはルールが必要なのです。



2.ルールの役割
それではルールを作っていきます。


どんなルールを作りますか?


「人を殺してはいけない 」や「他人の迷惑になることはしてはいけない」などでしょうか。



僕は悪いルールと良いルールがあると思います。

悪いルールはそもそも作るべきではありませんし、既存のルールに悪いルールが含まれていれば、改善・削除するべきです。




これから話す"ルールの役割"を
果たしていれば良いルール、
役割を果たしていなければ悪いルール
と呼ぶことにします。



ルールの役割とは、先程1で示したように、


・集団の目的を達成できるようにすることです。


もう少し深掘りしましょう。




ルールとは
物事を単純化し、
効率良く回し、
その都度「どうしようか」と悩むという無駄なことを省くためのもの

です。


本来縛るためのものではありません。



例えば歯磨きをする時。


歯磨きの目的は歯を綺麗にすること、そして全ての歯を磨くことです。


毎回「今日はどの順番で磨こうかな?最初に上の右奥、次に下の手前、その次は下の左奥、えっと次は……」と考えるのは非効率だし、脳も疲れます。


だから「上の右奥→上の手前→上の左奥→下の左奥→下の手前→下の右奥 の順番で一周しよう」とルールを決めておくと、すごく楽だし、
頭を使わなくてもいいから、歯磨きをしながら別のことを考えておくこともできます。


人は考えたり決定するのに多くのエネルギーを使ってしまい、一日にたくさんの決定をすると、重要な決定で失敗することがあります。

このエネルギーのことを"ウィルパワー"と呼びます。


コーラはペプシコカ・コーラ
朝食はご飯かパンか
図書館に行くか本屋に行くか
隙間時間に本を読むか音楽を聴くか
「はい」と返事するか「いいえ」と返事するか


このような些細なところでウィルパワーを使ってしまいます。



だからルールを作り、省エネしておくのです。
そして大事な案件で決定をする時にウィルパワーを使います。




よってルールの役割とは、

「単純化してウィルパワーを省エネし、大事な決定で最良の決定をできるようにすること」


と言えます。



以上2つのことから

「目的を達成する上でそれが効率が良く、集団にとって最良となるルール」
であれば、守るべきルールとなります。


これはあるマクドナルドで働いていた人から聞いた話ですが、
マクドナルドでは、従業員がしっかりとマニュアル通りに動けば1人のお客さんに対してたった30秒しかかからないそうです。


作業の単純化、効率化を追求したマニュアルであれば、それには従う価値があると思います。


特にマクドナルドのような、お客さんをあまり待たせない、どんどんお客さんに対応したいという業種ならマニュアルの効果は劇的なものとなるでしょう。





もしもあなたが単に縛られたくない!とかいう理由でルールを嫌っているなら、
そのルールがあることでどんな恩恵を受けているのかを改めて考えてみてください。
またはそのルールがないことによる弊害を考えてみてください。




ここまでルールを守ろうという話をしましたが、最後に守らなくていいと思うルールを紹介します。



自分より「年上には敬語を使う」というルールを教えられます。

ある年上の人に「敬語を使われるのは嫌だからやめてくれ」と言われたとしましょう。

この時「年上には敬語を使う」というルールを守り続けるべきでしょうか?


答えは否です。



敬語を使う理由を考えてみると、
・相手を立てるためとか、
・円滑なコミュニケーションを取るため

です。


敬語を使われたくないという人に対して敬語を使うことは、むしろコミュニケーションを難しくしてしまうことに繋がります。


これは敬語を使う理由に反してしまっているのです。




一方で、相手が敬語を使って欲しい、使われるべきだと考えてる場合。


これは敬語を使うべきでしょう。
コミュニケーションを円滑に進めるためです。



まとめ


・ウィルパワーの省エネ
・効率的である
・目的に沿っている

以上の理由から僕は基本的にルールを作り、守ります。



P.S.


僕なら「年上には敬語を使う」というルールではなく、
「年齢に関係なく、とりあえず始めは敬語を使い、関わる中で敬語を使い続けるかフレンドリーな風に接していくかを決める」
というルールにします。


この場合、敬語は丁寧な口調になるので、初めましての人には敬語を使うことにしているのです。
また、日本では年上には敬語を使うことがスタンダードであるというのも理由です。


敬語はツールです。
大切なのは会話の内容ですので、敬語を使う使わないにあんまり拘っていません。