好きな事と嫌な事
好きな事はしたい。でも嫌な事もあって…
という人に読んで貰いたいです。
僕は受験勉強が嫌いです。
良い大学、良い会社に入って、順当に生きていく。そして、死ぬ。
悪くはないでしょう。むしろメリットの方が多いかもしれない。普通が幸せです。
社会に出ればほとんどの人は使わない、大学に入る為だけの勉強。ただの手段であると割り切ればいいのかもしれません。
なぜ大学に入るのか。
---人と会うため、ちゃんと就職するため
なぜ会社に就職するのか
---生きていくため、老後の生活を豊かにするため、安心だから
僕の親は大学に入り、ちゃんと働いて、僕を育ててくれて、感謝してるし、親も日々の生活に苦労をしつつも、人生を悔やんでいる様子はない。
だから完全に間違ってるわけではないことは分かる。
それでもなぜか嫌なのです。
では好きなことは何か?
と聞かれても、正直わかりません。いえ、好きなことはあります。でもそれだけをやり続けたいと思えるものはない気がします。
どうしようもなく駄々っ子です。
だから今はこうしてブログをやってみたり、ビリヤードをやってみたりして、好きなことを見つけようとしています。
好きなことが見つかったとして、それがどんなものであろうとも恐らく、嫌なこともしなければならないのだろうと思います。例えば公的な書類を書いたり、許可を取ったり、といったことです。
面倒だし、やりたくないです。
自分がやりたいんだから、勝手にやらせてくれと思います。自分一人でやって、失敗した時は自分が全責任を負えば丸く収まるじゃないか、と。
好きな事のためには嫌な事もしなければならない。
それなら好きなことをやらなくてもいいや、と思いました。
ですが、
ある人は言いました。
「それが本当にやりたいことなら、それをやる為にどんな犠牲でも払うべきだ。特に普通と違うことをするなら、苦労も数多くある。嫌な事があるから諦めるなんて甘っちょろい。」
またある人は言いました。
「嫌な事を避けるために、好きな事をやらないの?」
正論です。
悔しいですが、自分はまだまだ甘い。
でも僕はどうしても嫌な事をしようとは思えない。気持ちが乗らない。気持ちが乗らなければ、体も動かない。
ではどうするか?
嫌な事を好きになろうと思います。
自分を騙すのです。
好みなんてのは成功体験、成功談があるかで決まります。
だから自分なんて簡単に騙せる。簡単に変えられる。簡単に越せる。
成功のイメージは成功を引き寄せるし、
良いことを習慣化すれば、自動的に良い生活になる。
暗示や催眠でいつも違う自分が現れるし、火事場の馬鹿力なんてのもある。
好きな事を遊びに、嫌な事を仕事とかに例えてみます。きっと遊んでばかりでは楽しくないです。「これで良いのかな?」「将来どうしようかな?」って不安になってしまいます。
仕事もしているからこそ、安心して楽しく遊べます。
人間てのはおかしなもので、良いことばかりあると、次は悪いことが起こるんじゃないか、と考える時があります。
人間はきっと生来のマゾヒストなんですね。
もう一つ例を挙げると、
悪玉菌と善玉菌という菌が僕たちの中にはいますが、名前に似合わず、善玉菌だけ居たとしても良くないんです。悪玉菌も必要です。
嫌な事をしなければならない時は、
嫌な事の必要性を別の視点から見てみます。そうすれば、
「あぁ、これはこんな大切な役割があるんだね。じゃあちゃんとやらなきゃな。」
って思えます。
受験したくなるように自分を騙しつつ、受験以外の道も探してみようと思います。
何色にも染まりやすい白は、染められていく内に黒くなってしまうんだよ